100円ショップで販売している植物は種類も豊富で、部屋で育てても強く育ってくれる種類が多くあります。
わたしは、ダイソーにて100円で買った『ガジュマル』を育てています。
ダイソーでは、鉢植えで土を使用した状態で販売しているのですが、ひと工夫することで、家の中でも土を使わずに観葉植物として育てることができます。
部屋にグリーンを置きたい人にオススメしたい、わたしが実践しているガジュマルの水耕栽培(土を使わない水だけの管理)を紹介します。
①観葉植物が欲しい。でも、世話は少なくしたい
②家の中では土は使いたくない
③枝葉の成長だけでなく、根の成長も観察してみたい
用意するもの
①ダイソーで買える、100~300円+税のガジュマル(土植えされているもの)
どれでも、自分の気に入ったサイズで問題ありません。
サイズによって小さいものは100円から販売しています。形を選ぶ際はコツがあるので、後ほど紹介します。
②ガジュマルを刺しておける花瓶
これも自分の好きなサイズ・形状で問題ありません。
本来は土の中で成長するガジュマルの根が、花瓶の中で成長してくれます。
そのため、十分に深さがあるものの方が管理が簡単で、根もイキイキと成長してくれるため、育ててみた経験上オススメです。
完成系のイメージ
ガジュマルの水耕栽培の完成系のイメージです。
最初は100円で買った手のひらサイズ(10㎝くらい)のミニなガジュマルでした。
購入して、その日に水耕栽培に切り替えて、約2.5~3年くらい経過しましたが、今では30㎝くらいまで成長しています。
春や夏には新しい葉もどんどん出てきて、観察するのも楽しい、癒しグッズになっています。
『ガジュマル』水耕栽培の作り方
①買ってきたガジュマル鉢から取り出して、土をすべてきれいに取り払います。
鉢から出す際に、根をできるだけ傷つけないように作業します。
細かい根は切れてしまっても問題ありません。
水耕栽培に切り替えると、ガジュマルから真っ白な新しい根が1か月くらいすると生えてきます。
なので、土を取り払う作業は丁寧に行う必要はありますが「神経質に絶対切らないように」とシビアに行わなくて問題ないです。
また、根が切れてしまっても気にせず進めてください。
注意点として、できるだけきれいに土を落とすことです。水でしっかり洗い流してください。
土の中に入っている細菌が水耕栽培で繁殖して、ガジュマルを弱らせてしまう可能性があると考えます。
①根は切れても気にしない
②土はしっかりとる(水で洗い流す)
②ガジュマルを花瓶にさす
すべて土を取り払ったガジュマルを、花瓶にさしてください。
ここで、ガジュマルを選ぶ際の注意点なのですが、木の部分の一部が花瓶の縁にひっかけられると管理が楽になります。
ガジュマルは、木の部分でも呼吸をしているので、すべてが水に浸ってしまうと窒息してしまいます。
木の部分の半分くらいは水に浸らないようにしたい&根の部分は花瓶の底につかないほうがノビノビ成長してくれます。
『木のいち部分が花瓶の縁にひっかけられる形状』のガジュマルを選ぶのがポイントです。
もし、そのような形状が売っていなかったり、気に入った形が無ければ、針金などで簡単なステーを作ってあげても問題ありません。
これだけでガジュマルの水耕栽培は完成です。
ガジュマルの水耕栽培の管理・育て方について
水やり
水やりは1週間に1回くらい花瓶の水をすべて捨てて、新しい水を入れてあげるだけです。
半年くらい家で育てて、ガジュマルが環境になれて来たら、水やりの頻度も減らして問題ありません。
「水が減ってきたなー」と気が向いた時に、水を入れ替える程度で十分です。
水カビなどが生えてしまったら、即水交換してください。
わたしの場合は、季節を問わずに3週間に1回くらい水交換をする程度の頻度でも問題なく成長しています。
他に育てている植物と比べても、ナンバーワン位に手がかからない観葉植物の一つです。
水やりの注意点
水やりの頻度はあまり気を使いませんが、水温と水やりの際に注意していることはあります。
水温は常温くらいで、極端に冷たすぎたり、お湯だったりは避けています。
ガジュマルにとって、お湯だと火傷・冷水だと低温火傷のような状態で、負荷がかかってしまいます。
水やりをする際に、ガジュマルの葉から木、根の部分まで常温のシャワーをたっぷりかけてあげます。
この際に、根が切れてしまうこともあるかもしれませんが、あまり気にしなくても問題ありません。
①体温と同じくらいか少し低いくらいの水を使う
②葉の表・裏・枝までたっぷり水をかける
日光には当てる?
ガジュマルにしっかり水をかけてあげた後に、太陽にあててあげると、元気に成長します。
ですが、夏の時期に直射日光に当てると、ガジュマル自体が日焼けすることや、花瓶の水がお湯になってしまうことも考えらえます。
日陰で風通しが良いところや、部屋より少し明るい外などで徐々にガジュマルを慣らしていくことがいいと思います。
わたしの場合は、春・秋は月1くらいでベランダに半日出す。
そのほかの時期は部屋の明るい場所に置いていて、十分成長しています。
肥料はあげる?
春や夏などの植物が成長する時期に、液体肥料を1Lの水に対して3滴くらい入れています。
わたしが育てている経験から、3か月に1回、水替えのタイミングで気が向いたらくらいで問題ないと思います。
大きく元気に育てたいという人は、月に1回くらいにの頻度を上げてもいいと思います。
ですが、水が栄養豊富になると、根や花瓶に苔が付きやすくなります。
根についているコケも見ていて幻想的ですが、花瓶にも苔が付いてくるので、水替えの際に花瓶をスポンジなどでこすってあげる必要が出ます。
できるだけ簡単に管理したいという方は、多くても3か月に1回くらい液体肥料をあげることがオススメです。
肥料は3か月に1回程度で十分。
液体肥料の規定の1/30くらいの濃さで問題ありません。
育てていて困ったこと
根についてしまう苔と、外に出して直射日光が当たってしまう際の水温上昇が、水耕栽培のデメリットだと思います。
根に苔をつけたくないという人はマメな水替えが必要です。
鉢での栽培よりも、花瓶での栽培はどうしても直射日光で水温が上がってしまうので、その点は注意してください。
(気温が高い日は外に出さない&直射日光は避けることをすれば問題ありません。)
①根に苔が付く→水換えの頻度を週1回くらいに多くする。肥料を少なくする。
②花瓶の水温が上がってしまう→直射日光を避ける。
『ガジュマル』水耕栽培のやって良かったこと
部屋に手のかからない観葉植物を置きたいというのが、最初の目的でした。
『ガジュマル』の水耕栽培は、水やりの手間がほとんどないので、忙しい方でも簡単にできると思います。
鉢の栽培では見ることのできない、根の成長を楽しむこともできるのも、育ててみて発見できたメリットです。
水耕栽培では、真っ白な新しい根がどんどん伸びてきます。
葉や枝だけではなく、根の観察もできて、植物が生きている・成長しているのを実感できるのが嬉しいです。
手間のいらない植物として、エアープランツなどもあります。
エアープランツもおしゃれで素敵ですが、成長が遅いので育てている実感があまり感じられない種類も多いです。
それに比べてガジュマルの水耕栽培は、春・夏ころに新しい葉がどんどん出てきて、枝も伸びてきます。
目に見えた成長があるため、愛着もわくと思います。
①育てる手間がかからない
②部屋に観葉植物があり癒される
③葉や枝の成長が実感できて、育てている感じを体感できる
④根の成長も観察できて、根の伸び方や、枝のどこから生えてくるかなど、新しい発見もある
『ガジュマル』の水耕栽培!手軽なインテリアグリーンとしておすすめです!
ダイソーで買える100円のガジュマルと、好きな花瓶(容器)で楽しめるガジュマルの水耕栽培!
手もほとんどかからずに、低価格で癒しや、グリーンを置くことを楽しめます。
自宅やオフィスなど、植物があると癒されると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
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